デメリットを理解する。
昨今、活況を呈している、フィリピン留学であるが、巷にはリーズナブル、また充実したマンツーマン授業など、素晴らしい文言がインターネット上に溢れている。しかし、実際デメリットはないのであろうか?誰も、そこには触れない。きっと誰も見ていないであろう、このブログで私が考えるデメリットを説明しようと思う。
まず、初めに海外留学とは何かをしっかり定義しないと、何に対してデメリットなのかが分からなくなってしまう為、海外留学の目的を定義したい。海外へ留学する事によって、何を一番期待出来るのか?これは、即答で英語力の向上である。目的は各人それぞれであるが、それでは何が英語力を向上させるのだろうか?第一に英語を使わざる負えない環境である、日本では全く経験できない体験である、英語ができないと困る環境が一番なのである。第2にフィリピンでは特にリーズナブルな滞在費用である、日本の学費と比較すれば、円安の現在でも、まだまだプライスメリットがある。
英語を使わざる負えない環境?
フィリピンでは日系、韓国系の語学学校が最も多く、昨今では日本人留学生の増加に伴い、日本人スタッフの充実を図る学校が多い、同時に便利で快適な留学生活を求める、留学生達がそのようなセールスポイントに見出され、入学希望者が増加するのである。ただし、同時にこれは日本語での生活が困らないという現象を引き起こす、そして留学生活なのに日本語で不自由なく暮らしてしまう。そして、日本人はこれを好む。不思議な現象である、何のための語学留学なのだろう。
リーズナブル?
昨年末、円安の影響をもろに受け、各校値上げに踏み切った、当校も例にもれず価格改定を行っている。今後も、政府が変わらない限りはこの傾向は続くだろう。つまり、価格メリットがフィリピン留学最大のメリットと思っているのは、少々古い考え方になりつつあり、各校も差別化、専門家、より他校より大きなメリットを見出そうと必死な状況なのである。結論を言ってしまうと、経済的状況から価格的メリットはなくなりつつあるのが実態なのである。
最大のデメリット(カナダ、オーストラリア、イギリス等と比較して)
最大のデメリットは、フィリピンは未だ発展途上国であり、インフラに関しては未発達である事を事前によく理解しおくべきである。以前に、生徒さんで外に遊びに行けず、日本へ帰りたいと言ってきた方がいた。よくよく理由を聞くと、道路が悪く、タクシーに乗ると非常に揺れ乗り物酔いをしてしまうとの事であった、また食事中に虫を見かけ、それ以降食事も喉を通らなくなってしまったという事であった。非常に、不憫であり私としても居た堪れない感情となってしまった。このような方を2度と生み出さないためにも、フィリピンの事情の真実を伝えるべきなのである。
通信事情は非常に悪い、Wifi等の環境は日によって変化し、調子が悪いと全く繋がらない、また国際電話等をかける事は出来ない(勿論お持ちの携帯より電話する事は可能だが高額になる。)スカイプやE-mailでの連絡が主となるがWifi状況が悪いためイライラするのである。
外食については、個人差があるが、氷、生物(野菜含め)、水にあたり下痢になる人があとをたたない。これは、一見キレイに見えるレストランでも同様で十分に気をくばる必要がある。
虫はとにかく多い、当たり前だ年中夏なのだから、虫が苦手で見たら失神してしまうような方には全く向かない。
スリはとにかく多い、タクシーの中に忘れ物をすれば、100%戻ってこない、警察に行っても相手にされず、盗難届けを依頼しても、稀に警察官が金を要求してくる。どこの国でもそうだが、政府、警察は外国人には冷たい。当たり前だ、税金を払っていない。
セブ島にはたくさんのリゾートがあるが、リゾート価格である、マニラはセブ以上に物価が高い、地域によっては日本と変わらない価格である。実際、物価は安い、ただそれは現地の方と同じ生活が出来ればの話である。大抵の日本人にそれはできないであろう。
路上では10ペソ〜20ペソ程度でバーベキュー串が売られ、ジープニーに乗り合えば10ペソ程度で目的地に行ける、多少遠くても、2ジープニー、3ジープニーと乗り換えればどこまでも行ける。混雑時は立ち乗りだ。(海は渡れません。)
慣れない日本人では、路上でバーベキューを食べれば、食あたりにあたり、ジープニーに乗れば、スリに遭う。つまり、ある程度安全をお金で買わなければならない。そう、考えると決して物価は安いのみではない。
それでも、私はフィリピンが好きだ。環境が悪く、全てが計画通りには進まず、人は稀に嘘をつき、言ったことをすぐ変える。でも好きなのは、彼らはいつも楽しそうで、そして優しい、人なつこく、差別をしない、歌が好きで、踊るのも好き、みんなで騒ぐのが大好物で、お金は持っていないが、お金に頓着しない。その中で、何かを掴むために英語を学びに来るのであれば、私は言う「ようこそ、フィリピンへ」
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