Thursday, May 28, 2015

日本の競争力

成長鈍化の影響で

 スイスの国際経営開発研究所(IMD)が、このほど発表した主要61カ国対象2015年度版「世界競争力ランキング」では、日本は前年より順位を6つ落とし、27位となった。1位はアメリカ、2位が香港、3位以下シンガポール、スイス、カナダ、と続く。中国は22位で、お隣韓国は25位と前年より順位を一つ上げた。
 日本は、当該ランキングで平均寿命と外貨準備高は1位となったが、財政状態、移民政策、国民の外国語能力が最低水準と指摘されている。

 この類の調査報告、ランキングについて一気一憂するつもりは、全くないが大切なことは財政政策が最低水準と評価されていることである。これについては、注目するべき内容であると個人的には考えている。というのは、現安倍政権は、賛否両論あるものの何よりも経済復興優先するという、公約のもと、高い支持率を確保し現在に至るはずである、それが財政政策が最低水準とは、なんと酷い結果であろうか。サラリーマンであれば左遷である。単純に、評価が低いのみならず、恐ろしいのは、金融緩和で大量に紙幣を市場に供給し(金融市場へ)、その後トリクルダウン効果で実態市場にいきわたるのではなかったのか?このまま、金融市場ばかり膨らむと完全にバブルである、さらには円はもう強くはならない、つまり下がり続けるのだ。

  グローバル経済へ対し、競争力をつけるため、紙幣を大量に刷り、貨幣価値を下げ、結果として価格競争力を持つのではなかったのか。しかし、結果としては競争力は下がり、一部の輸出企業のみが恩恵を預かるような、経済に変えてしまった。確かに、何もせずとも日本は競争力を失っていく、仮にアベノミクスがなくても、あっても競争力は低下していくのも事実である。現在の政府のせいのみで議論するのも、不公平かもしれない。しかしながら、大切な事はシンガポールやマレーシア、香港などの新興アジア諸国、都市が今やアジアの中心となりつつあり、日本の存在価値というのが、今までのアジアの経済中心地として成り立っていた頃とは大きく変容している事にまず気づき、その上で日本という国がどう国際的に、役割を果たしていくのか?という観点が必要になってくる。

 つまり、中国が嫌いとか、韓国が嫌いとか、幼稚な感情論に振り回されていると、何も見えなくなる事を危惧しているのである。圧倒的な市場規模を持つ中国と経済的な連携を深めるべきであるし、電化製品、携帯では韓国がすでに日系企業より圧倒的なシェアを誇る、アジアに来れば一目瞭然である。私は日本の町工場が持つようなニッチな技術力、また建築技術、そういう中小企業が持つ、細かな技術や、仕組みこそ、クオリティーこそが世界に誇れると考えているが、現在、そのような中小企業はますます、厳しい立場にさらされている。
 
 私は営業である、自分の製品の本当の良い部分、そしてよくない部分を知って初めて、より効率的なマーケティングが可能になる、自社製品の分析が間違っていれば、売り方を間違う事になる。売り方を間違えれば、売れない、もしくは買われてしまう。買われるというのは、買い手の良い条件にて商売が成立してしまい、こちらの利益(Benefit )が薄くなってしまうという意味である。営業職風に言えば、今世界に対し、日本の売り方が間違っているような気がしてならないのだ。
  
 

Tuesday, May 19, 2015

貧困と経済成長は別問題

昨今注目されるフィリピンの経済成長

 観光資源は豊富で、まだまだ発展途上のフィリピンではあるが、最大のネックはインフラと貧困である。数値上の試算では今後も目覚しい、経済成長が期待されているところではあるが、実際の実態部分ではどう変化していくのであろう。勿論、未来を語る上で、確定的な事は何一つなく、現状より推測する他はないが、実態としてフィリピンが、今後どう変化していくのかは、個人的にも非常に興味のある事である。

 フィリピンのパラワン諸島が世界でも最も、美しい島という称号を得てもなお、観光立国としての称号はまだ、先は長そうだ。これだけの観光資源を抱えながら、安全性(セーフティー)の部分や、インフラ未整備、健康衛生、情報網未整備、各項目の順位が低く、日本が観光立国第9位に対し、フィリピン74位、タイが35位である事と比較すると、まだまだ、観光に関しても発展途上といえるだろう。資源のみでは、観光立国とは認められないという事で、そこまでアプローチする交通機関や、資源環境、情報環境、健康衛生環境などの整備がない限りは、なかなか前へ進まない。

 経済成長に関しても、全く同様の事が言える、インフラ関係の整備が進まないと土地価格等も思うように伸びていかないだろうし、それを期待している外国資本の投資も増えていかないだろう。はっきり言ってコンドミニアムに関しては、(完全に個人的意見です。)は飽和状態と言えると思う。月の家賃を値下げして販売される事例も散見するからだ、完全に供給過多ではないにしろ、さらなる根本的な社会資本の構築が必要となっている状況ではなかろうか。つまり、コンドミニアムの主要顧客の外国人に対する供給は過多であるが、ローカルフィリピンに対する住宅供給は需要増という、2つのマーケットが違う動きをしているのがフィリピン国内市場の現在である。
人口ピラミッド比較
 最も、経済発展の近道はフィリピンローカル人の底上げであり、ローカル中産階級の創出が一番の課題であろう。そのためにも、インフラ整備は非常に大きな効力を発揮する、現在迄のフィリピンビジネスモデル(就労モデル?)である海外にて就労し、フィリピン国内へ送金する旧然のスタイルから、国内での就労である程度の生活が営んでいける人々を創出できれば、非常に期待できる未来がまっているのではと勝手に期待する。

 但し、注意しなくてはいけないのは、貧困と経済発展とは意味が違う。当然だが、経済発展していくと貧困が減るというのは幻想である、全く別のものであるし、仮に今後フィリピンが目覚しい経済発展をしたとしても、富める者はさらに富み、中産階級が創出できたとしても、以前として多くの貧困層を抱えることとなるだろう。後は、国民が政府がどんな国のあり方を良しとするかの、倫理的な側面でしかない。つまり、社会保障制度のあり方でしかない。

 ふと、頭をよぎるアベノミクスである。株高を呼び込み、円安レートを誘導し、輸出企業に対し、大きな好材料を提供しているアベノミクスも同様である。つまり、数字のマジックである大手輸出企業の数字大きく伸ばせば、全体数に大きく影響する。全体数とは全体の数値であり、全体人間自体の個体数ではない。市場がシュリンクする中、株高を誘引すれば、今後も、企業間格差は広がり、人としての個人格差もさらに広がっていくだろう、そして日本も大きな貧困層を抱えることになるだろう。格差を埋めようとする、フィリピンと格差が広がっていく日本、対照的に見えてくるとまた違った世界が見えて来る。

Tuesday, May 12, 2015

期待膨らむフィリピン経済

期待要因がメジロ押し

 アジア開発銀行(ADB)が、官民パートナーシップによる、フィリピンの鉄道整備計画が近く決まるとの、日経新聞の記事を読んだ。
アジアインフラ銀行(AIIB)へのフィリピン参加の意向を受け、存在意義を発揮したい、アジア開発銀行が積極的に動いた結果と個人的には考えるが、理由はどうあれフィリピンにとっては、非常に良いニュースである事は間違えないだろう。

 フィリピンの最大の弱点は、公共インフラの圧倒的な不足である、公共交通や、電力、通信、公共建築物、道路、全てが未整備で、質の悪い状況にある。ただし、人口統計や、近年の経済状況を鑑みれば、インフラの整備さえ進めば、発展の余地しかないと言うと、言いすぎかもしれないが、現在の平均的な人件費を考えると、不動産含め、まだ圧倒的に低く抑えられている。

 今回、パラワン諸島が世界で最も美しい島に選ばれ、現在空港の建設計画など遂行中である、また、Cleverlearn側にある、マクタン空港も拡張計画にあり、他各地で空港の建設計画がある。政府も、きっとインフラ整備が一番の経済発展の一番の近道である事を知っているのであろう。

 これは、7,107の島からなる、フィリピンでは主な移動手段が旧然は、船であったが、各地での空港建設、そしてそれぞれの空港から街をつなぐ鉄道建設が進む事で、土地、人件費、インフラ投資での雇用拡大、平均賃金が上昇を見れば、中間層の創出と経済発展への条件が整い、今後が非常に期待される。近い将来、さらに快適な語学留学が提供されることになるだろう。
 
 しかし、日本人にとって残念な事は、それに比例して、カレンシーレートも上がっていくだろう、という当然の経済の仕組みである。現在、格安留学フィリピン!!と謳っていても、数年後の経済発展上はそういうコンセプトでのフィリピン留学は販売できなくなってくる。これは、明確であり、何年後になるかは、わからないが、その方向で経済は進んでいることは、明確な事実である事を、知っておかなければならないのである。

 今回のフィリピンの政府の飢餓調査では、調査史上最低値を更新し、フィリピンでの飢餓人口は減りつつある。フィリピン人にとっては、良い事づくめがつづけば、日本人にとっての既存の優位性は失われる。これが、グローバリズムである。

Monday, May 4, 2015

こどもの日

フィリピンの子供たち

 私が初めて、フィリピンに来た時にまず驚いたのは、子供の数でした、街に溢れるほどの子供たちが、街中をはしゃいで回っている、そんな印象を持ったのです。フィリピンでは、今では良くご存知の方も多いとは思いますが、貧富の差が歴然としてある、およそ50%が貧困にあるとも言われている程、一部の富裕層とその他大勢の貧困層という社会が一目で歴然と理解できる。こんな、解りやすい光景はないというくらい、マリアルイーザというあるエリアに入ると、守衛がたち、高級外車何台も並ぶエリアがあり、その下の方にはバラックが立ち並ぶ、バラックではシャワーなんてないのは当たり前で、大きな桶でワイワイとみんなで水浴びをしている、これが、一部貧困家庭のかと言うとそれも違う、50%が貧困ということは、それが普通ということ。

 少し、話が逸れたが、フィリピンの子供たちは貧しさの中でも、とにかく明るくたくましい、それでいて美男美女である。これは、みんな言うから私だけの主観ではないと思う、大人になってしまうと、まあそこそこと言っておくが(自分は非常にブサイクの為、あまり触れたくないですが)子供の頃は本当に、可愛く、まるでCMに出てくる子役のような満面な笑顔があちらこちらに、転がっている。

 また、宗教的に中絶が禁止されていることもあり、10代で子供産むケースも多く見受けられる。このことが子供の数に非常に大きく影響しているのではと考えているが、正確に精査したわけではないので何とも言えない。先日、友人(スクワッターエリアに住む)宅を訪問した際、小さな7歳くらいの子供と2歳くらいの子供を見かけた、お兄ちゃんと妹という関係で、どことなく日本人ぽい顔立ちをしていたので、聞いてみるとやはり、父親は日本人との事だった。

 現在、日本人の父親は行方知らずとの事だ。私も夜は好きだ。風俗も嫌いではない。愛人を作るなとも言わない。ただ、日本人として非常に恥ずかしい気持ちになった。彼らは、現在学校も入っていない、先日路上で「give me money」と旅行者に着いて回ったので、母親が叱ったところだと苦笑いする。
 私がせめて養育費の打診をすればと、私が質問すると、彼女の元交際相手は「金が欲しいならやらせろ」と言ったとの返答が返ってきた。
私自身心の中で、物凄い憤りを感じた。フィリピン人は親日である、その尊敬の念を利用し、最低の人間がいることを、ここに報告したい。
(写真の子供は内容に関係御座いません。)