Wednesday, February 25, 2015

チームプレー

シーズンによる学生数の違いから見る文化

特に、日本人は季節によって入学される人の数がまるで違う、当然7月〜9月は繁忙期となり、その後生徒数は減り、11月〜1月は閑散期となる、2月〜3月も大学生の卒業旅行シーズンを利用した短期留学の方々で溢れる。

他の国よりも、明らかに時期別の波が激しい、これは同時にみんなが、それだけ同じタイムテーブルで動いている証拠なのだろう。いつでも、On timeで動く日本人は、年間スケジュールも同様に動くのであろう。であろうと言う、私も日本人であるので、完全に理解できる。前職でも12月や決算月の3月は死ぬほど忙しく、なんでどの会社も同じ決算月にするのであろうと、よく愚痴を言っていた。きっと、色々理由はあるのであろう。

いずれにせよ、全体的な動きですら、統一感のある日本人の団体行動の素晴らしさというかチームプレーの素晴らしさには、外に出ればよくわかります。どんなに個性的な格好をしてみても、やはり日本人のお家芸はチームプレー、サッカーでも野球でも、他者を気使いながら、自分を生かす天才だと思います。

日本の文化は全体的というか、出る杭は打たれるし、出なきゃ出ないで、陰口を叩かれる、一番良いのは適度に出る。これが、また難しい。人に嫌味にならない程度に発言し、人に嫌悪抱かれないよう、フォローする。全てが気使いをベースとして、個人は自由であるが、何か見えない目に拘束される。一方、フィリピンはとにかく自由である、スーパーに行けばおばさんが歌を口ずさみ、若者が話しながら踊ったりしている、日本にいれば変わった人たちの集まりも、こちらでは至極自然な風景になる。

ただし、フィリピンにも統一感がでる季節がある、クリスマスだ。やはり、こちらでは宗教(カトリックが80%以上)がフィリピンの全体的流れを形作る、必ず日曜日に教会へ行くような、ほとんどの人が敬虔なカトリック信者である。

ここまで書くと、少し気づくことがあると思う。日本人であること、それ自体が一つの宗教観のようなものの中に生きているような気がしてくるのである。

Friday, February 20, 2015

フィリピンでの英語学習のデミリット

デメリットを理解する。

 昨今、活況を呈している、フィリピン留学であるが、巷にはリーズナブル、また充実したマンツーマン授業など、素晴らしい文言がインターネット上に溢れている。しかし、実際デメリットはないのであろうか?誰も、そこには触れない。きっと誰も見ていないであろう、このブログで私が考えるデメリットを説明しようと思う。
 まず、初めに海外留学とは何かをしっかり定義しないと、何に対してデメリットなのかが分からなくなってしまう為、海外留学の目的を定義したい。海外へ留学する事によって、何を一番期待出来るのか?これは、即答で英語力の向上である。目的は各人それぞれであるが、それでは何が英語力を向上させるのだろうか?第一に英語を使わざる負えない環境である、日本では全く経験できない体験である、英語ができないと困る環境が一番なのである。第2にフィリピンでは特にリーズナブルな滞在費用である、日本の学費と比較すれば、円安の現在でも、まだまだプライスメリットがある。

 英語を使わざる負えない環境?

 フィリピンでは日系、韓国系の語学学校が最も多く、昨今では日本人留学生の増加に伴い、日本人スタッフの充実を図る学校が多い、同時に便利で快適な留学生活を求める、留学生達がそのようなセールスポイントに見出され、入学希望者が増加するのである。ただし、同時にこれは日本語での生活が困らないという現象を引き起こす、そして留学生活なのに日本語で不自由なく暮らしてしまう。そして、日本人はこれを好む。不思議な現象である、何のための語学留学なのだろう。

 リーズナブル?

 昨年末、円安の影響をもろに受け、各校値上げに踏み切った、当校も例にもれず価格改定を行っている。今後も、政府が変わらない限りはこの傾向は続くだろう。つまり、価格メリットがフィリピン留学最大のメリットと思っているのは、少々古い考え方になりつつあり、各校も差別化、専門家、より他校より大きなメリットを見出そうと必死な状況なのである。結論を言ってしまうと、経済的状況から価格的メリットはなくなりつつあるのが実態なのである。

最大のデメリット(カナダ、オーストラリア、イギリス等と比較して)

 最大のデメリットは、フィリピンは未だ発展途上国であり、インフラに関しては未発達である事を事前によく理解しおくべきである。以前に、生徒さんで外に遊びに行けず、日本へ帰りたいと言ってきた方がいた。よくよく理由を聞くと、道路が悪く、タクシーに乗ると非常に揺れ乗り物酔いをしてしまうとの事であった、また食事中に虫を見かけ、それ以降食事も喉を通らなくなってしまったという事であった。非常に、不憫であり私としても居た堪れない感情となってしまった。このような方を2度と生み出さないためにも、フィリピンの事情の真実を伝えるべきなのである。

 通信事情は非常に悪い、Wifi等の環境は日によって変化し、調子が悪いと全く繋がらない、また国際電話等をかける事は出来ない(勿論お持ちの携帯より電話する事は可能だが高額になる。)スカイプやE-mailでの連絡が主となるがWifi状況が悪いためイライラするのである。
 外食については、個人差があるが、氷、生物(野菜含め)、水にあたり下痢になる人があとをたたない。これは、一見キレイに見えるレストランでも同様で十分に気をくばる必要がある。
 虫はとにかく多い、当たり前だ年中夏なのだから、虫が苦手で見たら失神してしまうような方には全く向かない。
 スリはとにかく多い、タクシーの中に忘れ物をすれば、100%戻ってこない、警察に行っても相手にされず、盗難届けを依頼しても、稀に警察官が金を要求してくる。どこの国でもそうだが、政府、警察は外国人には冷たい。当たり前だ、税金を払っていない。
 セブ島にはたくさんのリゾートがあるが、リゾート価格である、マニラはセブ以上に物価が高い、地域によっては日本と変わらない価格である。実際、物価は安い、ただそれは現地の方と同じ生活が出来ればの話である。大抵の日本人にそれはできないであろう。
 路上では10ペソ〜20ペソ程度でバーベキュー串が売られ、ジープニーに乗り合えば10ペソ程度で目的地に行ける、多少遠くても、2ジープニー、3ジープニーと乗り換えればどこまでも行ける。混雑時は立ち乗りだ。(海は渡れません。)
 慣れない日本人では、路上でバーベキューを食べれば、食あたりにあたり、ジープニーに乗れば、スリに遭う。つまり、ある程度安全をお金で買わなければならない。そう、考えると決して物価は安いのみではない。

 それでも、私はフィリピンが好きだ。環境が悪く、全てが計画通りには進まず、人は稀に嘘をつき、言ったことをすぐ変える。でも好きなのは、彼らはいつも楽しそうで、そして優しい、人なつこく、差別をしない、歌が好きで、踊るのも好き、みんなで騒ぐのが大好物で、お金は持っていないが、お金に頓着しない。その中で、何かを掴むために英語を学びに来るのであれば、私は言う「ようこそ、フィリピンへ」

Tuesday, February 10, 2015

英語学習で本当に必要な事

英語学習とは何だろう?

表題の根源的な問いに答えられる人は少ないだろう。それ程、語学とは知識を中心とした学問とはまた次元が一つ違うと思うからだ。これは、人によって効果的な学習法が違うからであり、これは私が確信を持って言える事のひとつだ。ここで働き始め、まずはじめに理解したことだ、同じこと、同じ授業を提供しても、伸びる人、伸びない人がいる。これは、勉強量が足りないとかそういうことではない、自分で積極的に英語で生活しようとする人は必ず伸びる、ただ出かける際も、何か伝える際も、友人や誰かを介し無難にフィリピンで過ごす人ははっきり言って伸びない。これは、面白いほど見て明らかになる。

 これは、分かりやすく言うと、こうだ。例えば、お子様は伸びるのが早い、単純に英語を話すことに、照れも何もない。ただ、大人になるとつたない英語を披露するのが恥ずかしいという感情が沸き起こる。私も、これは理解する、ただこれが最も大きなネックになるのである。はっきり言って、難しい会話をしないならば、中学英語で十分に日常会話はまかなう事ができる、思い出す程度の勉強で十分である。後は、正直慣れである、教室で先生と話す事も良いが、教室外でも積極的に英語を会話する事が必要で、不平不満すらも、英語で伝えなければいけない環境が人を伸ばす。以前もブログに書いたが、英語はあくまでもツール、そのツールを使う状況が整っていなければ、全く意味がないのである。私がこういうこと言うと、語学学校の営業のくせにと思われる方もいるが、事実であるからしょうがない。当然、各種試験対策(IELTS等)は、別物で専用の対策が必要であろう、しかし単純に日常会話程度をこなせるようになりたいと、思う人がいたなら、私はとにかく使う機会を作りなさいと返答するだろう。授業は、あくまで確認作業である。教室外で、こういうことを伝えたいのだが、どう伝えるのが良いのか?と、聞けば良いのである。
 
 困った経験は忘れない、せっかく海外まで来て、英語を学ぶのだから、その経験を大切にしてもらいたい。日本では決して困ることのない事だったり、日本では至極当然の事がフィリピンでは当然ではない事になってしまう事が山ほどある。フィリピンでの生活のもどかしさや、理解に苦しむ瞬間を大切にしてもらいたいのである。それを、ただ単純に、「こんな事、信じられない」と済ましてしまう方が簡単である。その中で、試行錯誤しながら英語を使い、伝え、文句を言い、当然の権利を主張する。これが、活きた英語だと私は理解する。

  色々な生徒さんがいるが、私自身、仕事上様々な問題を生徒さんと共有するが、稀に講師との相性が合わないという理由で講師の変更をする方がいる。これは、当然お金払ってる以上、言うべき事であろう。その際、クラススケジュールの担当者と生徒そして私が通訳代わりに間に入る。ふと、思うのである、この生徒さんが直接なんとか自分の意見を伝えようと努力するだけで、どれほどの勉強になるのかと。。。せっかくの機会をと。。そして、私が担当者を説得し、講師変更が決定すると満足顔で生徒さんが、教室へ戻るのである、少し不思議な感覚である。

  海外留学とは何なのであろう?、今やオンラインでマンツーマン授業が格安で受けられ、日本においても各種英語教育は充実しつつある。それでも、尚日本人の英語能力は低いのは何故なのか?これについて、明確な返答はできない、ただ私のつらつら書いた文章の中にヒントがあるような気がするのである。

Monday, February 2, 2015

フィリピンと語学学校と私

フィリピンと語学学校と私

 当校に通う生徒さんが、フィリピンに初めて訪れた時に何を感じ、どう思うのだろう。今、既にフィリピンに来て8ヶ月がたった時点でふと思うことである。明らかに違う文化と考え方、そこを素通りして、英語のみにフォーカスすることが正しいのか、日々の私の疑問です。個人的意見を羅列させて貰えば、語学は文化という事です。これは、非常に説明するのが難しいのですが、語学と発想とは念密にリンクしていると感じるのです。私も働き出して、正直、色々な疑問や、壁に当たりましたし、今でもその連続です。その度に、思うのはこちらの言い分を理解してもらおうと考えるのは、逆に無理強いなのではないかという考え方に現在はいたっています。ただ、当然今後変化する可能性もあります。
 日本人は概して、長期的計画のもと単月でのでっこみ、引っ込みに関しては、それほど頓着しません、逆に現在計画のどの辺におり、今後どういう動きが効率的なのかという事が重要であり、むしろ1年通した決算が重要項目でした。つまり、会社の計画遂行の為に日々尽力するわけです。一方、フィリピンでは長期計画がまるで意味のないものになります、単月での瞬発力が重要で、今月、お金が必要であれば、今月いくら稼げるかが重要です。この違いは、ものすごい違いとなって会社経営上において現れます。評価基準が違うわけです。
 確かに、一理あるのは未来は不確かであるという事です、日本人が数値を策定し綿密に計画を作り上げ、そして遂行する。但し、どんなに綿密な計画であろうと未来は不確かである以上、計画通りにはいかないという事実は残ります。つまり、分からない未来を語るのではなく、今いくら稼げるのか問いてくるのです。現状でです。つまり、ここをこうすれば、売上があがるので、こう改善していくという、全体のオペレーションは個々は眼中にない分、それぞれが自分の職務にフォーカスするという具合です。
 また、それぞれの職務に対し、フィリピンの方々は誇りをもっています。もっと言えば、日本人の謙遜のようなものはなく、仮に私が他部署のオペレーティングにこうしたら良いのではと言うと、明らかに受け入れられないのです。そう言うと愚痴に聞こえるかもしれないですが、ただその職務が自分の職務と感じると、ものすごい瞬発力を発揮し、問題をクリアーしてしまう、驚きもあるのです。これは、一長一短という事です。
 私は日本人が優れているなどという事は、決して言いたくないのです。明らかに語学能力はフィリピン人の方が優れているし、彼らのホスピタリティーは半端ではないです、学校でクリスマスパーティーをやろうものなら、皆本気です。以前勤めていた会社でも、当然、忘年会等があり、その度に今年は何をやろうかと頭をひねっていましたが、こちらでは積極性の度合いが違う、仕事を早めに切り上げても、夜遅くまでダンスの練習です。
 どちらかが良い、悪いではなく、違いを肌で感じ、そして世界の広さと日本でのみの価値観の狭さを実感してほしい。私の思いです。

こんな経験ができたのも、当校が CELIが日本経営でもなく、韓国経営でもない、アメリカ資本であり、ほとんど従業員がフィリピン人である、この学校ならではだと思います。仮に日本経営であれば、それほど違いに苦慮したり、違いに驚いたりはしなかったでしょう。